搬入
01 27, 2011
梱包された作品を取り出し、白い壁と対峙する時、ああここに戻ってきたと思う。それは場所の問題ではなく、搬入作業の現場に足を踏み入れたということだ。巨大な白い壁は目の前に迫り出してくる感じがある。作品が梱包材と共に散らばっている状態にある時、誰でもそうだと思うのだが、かなりプレッシャーを味わう。本当に当初の計画で大丈夫か、とか不安になる。そして、目指すポイントを割り出し、ネジを入れ込み作品を1点取り付けると、少し壁が変化する。迫り出し感が弱まり、壁とのコミュニケーションが始まったと思う。そして全ての作品の設置が終わる頃、白い壁の主張は終わり、壁と作品が一体になり、作品自体も僕から離れ自立する。ここで初めて今回の作品がどういうものか見えてくる。これが何故、事前に分からないのか、分からない。
そしてまた今回も、見事に忘れ物というか「ポカ」をやっていた。なんで今まで気づかなかったのかと思う。しかし、これは現場でどうなる問題ではないので諦めた。しかしそのミスが見つかったことで、素の自分を取り戻し、見事に肩の力が抜けた。
25日より「neutron 京都」での展示が始まりました。ご高覧頂ければ幸いです。
6年ぶりの個展になります。よろしくお願い致します。
そしてまた今回も、見事に忘れ物というか「ポカ」をやっていた。なんで今まで気づかなかったのかと思う。しかし、これは現場でどうなる問題ではないので諦めた。しかしそのミスが見つかったことで、素の自分を取り戻し、見事に肩の力が抜けた。
25日より「neutron 京都」での展示が始まりました。ご高覧頂ければ幸いです。
6年ぶりの個展になります。よろしくお願い致します。