そのあまりの変わらなさ

01 25, 2016
ここ20年同窓会というものに出席したことがない、まあ欠席もしてない。つまり案内が来ないという時点で、何かから外されているのかもしれない。だからか旧友との再会というのがほとんどない。先日恩師が亡くなり、そのお通夜で懐かしい面々と会った。15年ぶりくらいだっただろうか、当時はいつも顔をつき合わせていたのに就職を経て結婚云々と続き、いつの間にか疎遠になってしまった。どんな風貌になったのか心配したわけではないが、そのあまりの変わらなさに驚くのだった。当時の思想のまま、今日まで生きて来たということか。外観の経年変化が全くわからない程にそのまんまというのに加え、話の内容も話し方も変わっておらず、その変わらなさがなんだか嬉しかった。やたら「変われ変われ」と連呼される世の中において、変わらないという魅力や価値がそこにあるように感じた。自分の15年が旧友それぞれにもあったことを思うと、その間の困難や逆風と無縁なわけがない。よくぞ変わらずいてくれたという気持ちでいっぱいだった。引き合わせてくれた先生に感謝しつつ酔うのは、お通夜という場もあり残念ではあるが、正直に言うと心地よかった。また15年後に会ったとしたらさすがに「変わったね」となろうが、僕が生きているこの時間、旧友もそれぞれに生きているというあたり前のことが、とても大切に思えた。
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