玄関で寝る

06 12, 2014
酩酊するまで日本酒を呑んでしまい、朝気がついたら自宅の玄関で倒れていた。どうやら靴をぬいだ時点で力尽きたようだ。おひらきになった後の記憶がほとんどなく、よくここまで帰ってきたと思う。習慣というのは意外に頼りになるのかもしれない。二日酔い的な頭痛はなく、それなりに気分はスッキリしているので、相当長時間気を失っていたのだろう。しかし、今まで玄関で寝たことがなかったので、気がついた時に思う「ここはどこだ?」という感覚がかなり新鮮であった。それまでどんなに酔っていても、服を着替えるくらいの理性は残っていたし、起床時点の視界に驚くことなどなかったのだが、今回に関しては、目の前の光景と、そこに自分がいるという辻褄が合うまで、それなりに時間がかかった。そして、何か余計なことをしたのではないか、何故にそこまで酒を呑む必要があったのか、ひと通り自問する時間を過ごした後、事故に合わなくて良かった、とも思った。もういい年だし、今まで大丈夫だったことが、大丈夫ではなくなる事柄が増えてきたが、飲酒量もそこに入れねばならないようだ。しかし出来ることなら、適量のアルコールが体内を巡っている感覚をずっと楽しみたいとは思う。酒に強い人が羨ましい。
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