過剰はサービスなのか

11 06, 2013
娘の七五三を祝うべく写真を撮ることになり、初めてスタジオアリスへ行った。そこに並ぶ様々な着物やらドレスやらを着て、さらに細かな化粧や髪のアレンジなどでひたすら飾り立てられることで、変身願望が叶えられたのだろうか、娘は相当満足そうであった。そして親としてもその晴れ姿は、胸に迫るものがあった。 しかし問題もあった。

よくあるフォトブック制作サービスで、フォーマットを選ぶことがある。しかし大抵思うのは「もっとシンプルで何もなくていいのに」という思いだ。世の中なんだか過剰なデザインが多く、変な柄がワンポイントで入っていたりするが、無地では駄目なのだろうか。今回の七五三サービスも実に様々で、撮影した写真を本にしたりフレームに入れたりするのだが、その全てが過剰で、申し訳ないが全く惹かれなかった。特にページものでまとめるサービズがあるのだが、写真の周りにリボンや花が飛び交う凄いもので、かわいらしさや豪華さを演出しているのかもしれないが、逆に安っぽくて、本人が大人になって見返したら確実に赤面するグラフィックで埋め尽くされたそのサービスは、正直過剰としか思えなかった。結局、撮影した画像をそのままデータでもらうという、店員からするとかなり不思議な客になってしまった。(キーホルダーは装飾なしだったので、これはいくつか作ったが)

撮影は、こちらの意志とは関係なく全て「スタジオアリス流」で行なわれる。その時かなり不思議なセットが用意されて、被写体は当然のごとく夢見る少女ポーズをとらされる。ここでもう何かこちらから注文をつけるべきだったのだが、娘の変身姿に目を奪われてしまい、冷静でいられなかったのが、親としては痛いところで、気づいた時には全て後の祭りだった。また、笑顔が絶対らしく、とにかく娘は笑うことを強制され、同じギャグを何度も聞かされ、それなりに嬉しいものの、苦しかったとも思う。連射カット端々のひきっつた口元に、その気持ちが滲んでいた。しかしそれら全ては、撮影後の確認時にようやく見えたわけだ。普通はこれで良しとされるのだろうが、結局、最後のカットだけもう一度撮り直してもらった。

その時もやっぱり「スタジオアリス流」で始まるのだが、今回はかなり注文をつけた。その「逆スタジオアリス流」にスタッフの方々は少々戸惑っていたが、こちらとしては出来るだけポップ過ぎるところを、シックに振りたかった。最後の衣装がドレスだったので、それに合わせて背景も変えてもらった。

写真はその最後のカット。これが七五三なのか、とは思うけれど、それなりにポーズも表情も自然で、子の成長が実感できる落ち着いた写真になったと思うのだけれど、どうだろうか。。
753mayo.jpg
関連記事
0 CommentsPosted in 生活
0 Comments
Leave a comment
管理者にだけ表示を許可する
0 Trackbacks
Top
プロフィール

任田進一

Author:任田進一
http://www.shinichitoda.com

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ