いわゆる壁
10 11, 2013
今は1年生でも体力テストをするらしい。その結果が悲惨だったことで、帰宅後しばらく娘は泣いたようだ。確かにその成績をみると、握力7kgとかソフトボール投げ2m等々、なんとも言いがたい記録が並ぶ。総合評価として機械的に印字された講評も、なんだかシステマチックで心が無く、確かに悔しい。まだ1年生だし、それぞれの種目のやり方も満足に理解していたのか怪しいし、気にする必要もないが、どうやら周りの子はもう少し出来ていたようで、それなりの劣等感を味わったのだろう、妻はなんども慰めていた。
初めてやった体力測定がよろしくない結果だったのは、要領の悪さや運動神経のなんたるかが露呈したのかもしれないが、そんなことは練習がある程度解決してくれる。確かにどうにもならない事はあるが、しぶとくぶつかることで、なんとかなる時もある、等々上から目線でアドバイスしたが、思えばそれはそのまま今の自分にも言えることだった。
いわゆる壁が、幼い娘にも少しづつ立ち上がり始めたのだろう。これからそういう壁が、そこかしこに現れ行く手を阻む。そこをどう捉えるかが問題になり、娘なりの道が出来ていくのだ。子供は気楽でいいと思っていたが、子供は子供で大きな問題を抱えているのだった、小さい身体でそれなりの壁にぶちあたっている様子を見ると、上手く進まない仕事に対して、沈んでいる場合ではないと思え、結局励まされているのは自分か、という夜になった。
初めてやった体力測定がよろしくない結果だったのは、要領の悪さや運動神経のなんたるかが露呈したのかもしれないが、そんなことは練習がある程度解決してくれる。確かにどうにもならない事はあるが、しぶとくぶつかることで、なんとかなる時もある、等々上から目線でアドバイスしたが、思えばそれはそのまま今の自分にも言えることだった。
いわゆる壁が、幼い娘にも少しづつ立ち上がり始めたのだろう。これからそういう壁が、そこかしこに現れ行く手を阻む。そこをどう捉えるかが問題になり、娘なりの道が出来ていくのだ。子供は気楽でいいと思っていたが、子供は子供で大きな問題を抱えているのだった、小さい身体でそれなりの壁にぶちあたっている様子を見ると、上手く進まない仕事に対して、沈んでいる場合ではないと思え、結局励まされているのは自分か、という夜になった。
