偉業

07 19, 2011
NHKのピタゴラスイッチという番組にアルゴリズム体操という妙なコーナーがあって、昨日見ていたら「なでしこジャパンの皆さんと一緒!」というかけ声と共に、あの神々しい彼女達が妙な運動を無表情でやっていた。こういっては失礼なのかもしれないが、普通の人にしか見えなかった。ユニフォームのおかげでかろうじて選手と分かるけれど、普段着ならもう判別できないのではないか。対してアメリカ代表の選手達は、皆大きく顔つきもエリートという感じで、こんな人間相手に戦うとは難儀な仕事だと思った。ただ、僕は決勝戦しか見ていないだけで、それはドイツにしろスウェーデンにしろ同じだったのかもしれない。そんな相手に勝ち続けたことは、ああいう欧米人には驚愕だったろうと思う。別にこれは男の場合でも若干感じていたことだが、男の方はほとんど負けていたわけで、腑に落ちるというか仕方ない思いがどこかで敗戦を納得させていた。しかし、今回のなでしこの皆さんは違ったわけだ。もう周知のことだが、序盤は押されていて苦しそうだったし、先取点も取れなかった。しかし毎回追いついた。その粘りというか怨念のようなゴール前の迫力に2度血が沸いた。そしてこれも周知のことだが、もともと日本女性というのは、しとやかに見えて耐え忍ぶ底力は相当強いし、なめてかかるととんでもないことになる。新聞を読むと、日本女子代表選手の多くがアマらしい。普通に通勤して仕事をしてから練習するようだ。シャワーもなく顔を洗って帰宅する選手もいるとのこと、沢選手もユニフォームは自宅で洗濯するらしい。そういう彼女達にとって、試合での1点ビハインドなど逆境でも何でもなく普通の出来事だったのかもしれない。負けが決まって両手を合わせるモーガン選手の、茫漠とした表情が印象的だった。
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(写真:時事.com、youtube)
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