お礼

06 26, 2011
僕は食材を調達しただけなのだが、家を建ててくれた職人さん達を招いてバーベキューをした。(ほとんど建築家のMさんYさんがお膳立てして下さった)バーベキュー慣れしていないので、どれくらいの肉があれば安心なのか分からず、肉屋の主人に聞いたりして準備したけれど、さすがに体が資本の職人さんだけあって、すぐに消化されてしまった。逆にお酒は足りないかと思っていたら、全く呑めないという方もいて全然大丈夫だった。自分の身体を常にベストに保つ姿勢が身に付いておられるのだろう、とても勉強になった。
お話も面白かった。どう後継者を育てるのか、どう仕事を引き継いで二代目としてやっていくのか、人を使うとはどういうことか、独りでやっていくとは、、、それぞれのスタイルがあるのだろう、どのお話も新鮮だった。家を建ててくれた方々が、どういう考え方、生き方なのかを知るのは刺激的で、なにより職人という在り方の潔さを思い知った。地に足がついているとはこういうことかと思った。自分がやっているアートが(そんなつもりは全くないが)浮ついているようで苦しかった。
皆さんが、リビングに置く観葉植物をプレゼントしてくれた。部屋を創ってくれた方々が選んでくれたその緑は、空間を収まりよく演出するのではなく、挑発的に存在する感じで、さすがとしかいいようがなかった。色々考えてくださったことを知ると、もう胸がいっぱいになってしまうのだった。

IMG_1896.jpg

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2 Comments
By kammy by kamitani toshio06 30, 2011 - URLedit ]

窓がとても広いですね
うらやましいなあ
いいなあって思います

私は実は家音痴(笑)
どこでもいいんです
なんでもいいんです
でもこういう写真みたらこういう家に住みたいって思う
妻は理想の家を夢見てるようですが・・・
「任せるし 好きな家を建てたら・・・」と私
無関心ではないのですが
正直 わからないんです

理想は その日にいる場所に家があればなあって思います
だから世界中にあるホテルが家だったらなあって(笑)

結論は 机があればいい となるんですよね
妻には申しわけないのですが・・・
夢のない話ですよね
任田さんが羨ましいです

By 任田進一07 01, 2011 - URL [ edit ]

僕の場合は、作業するスタジオが欲しかったという理由が第一でした。
窓が大きくなったのは、
土地の個性を生かしたかった建築家の考えを尊重したからです。
ただ建築家が、クライアントの意志を咀嚼して具現化した家というのは、
僕にとって賃貸では味わえなかった、なんというか「基盤」が感じられました。
ここをベースに生きるんだ、という腹が据わる感じでした。
毎日そのスタジオで作業する時間は、
たぶんkammyさんが万年筆に触れる時間に近しい気分だと思います。
大変ですけど、いいものですよ。

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