適度に動き続ける行為
01 12, 2019
だいたい二週間に一度、漠然とした疎外感に取り巻かれる。定期的に来る症状なので「ああ、またその時期がきたな」と客観的には判断できるものの、そのやるせなさが消えるわけではない。対処法としては、なるべく些細な(ルーティンワークを続けるという類の)行為に集中するようにしている。いわば自分を理性だけで強引に動かす。暫くは、かなりの違和感を覚えるものだが、こういう行動を無理くり続けることで、少しづつしかし確実にやるせなさや漠然とした疎外感は薄まってくる。行動の強さを思う時だ。身体と頭が動くことで、何かが正常なバランスに戻るんだと思う。そして、静止状態の不自然さが招く余計な妄想の怖さを思う。適度に動き続ける行為が含む意味の多様さを思う。


