ビジュアルを外した状態で感受する

05 05, 2020
ステイホームを体現すべく、ネットで映画ばかり見ている。そして、そこで偶然聞くことになったメインテーマ的な曲を、映画を見終わった後、数日おいたにも関わらず、どうしても脳内から抜けない場合、1曲200円もしくは250円とかでネット購入してしまう。そして、その曲を再び聞くことになる。そうなった場合、勿論その映画の様々なシーンが怒涛のように浮かんでは来るのだが、それ以外に思うのは、その曲自体の魅力に初めて気づくことだ。これが意外に新鮮な気分になれる。映画のメインテーマというものは、得てして映画そのものの物語や、主演俳優達の美しく強い個性によって成立しているのかと思っていたが、そうではないのかもしれない。その曲なり歌なり詩を切実に描いている人がいることを、ビジュアルを外した状態で感受するのが、素直に楽しいのだった。1日1回、食品を購入するために外出する。その際、このステイホーム中に見た映画の様々な音楽と共に外に出る。そんなことで日常の景色が、別の光景に変わる。全くもって、作る人達の力は侮れないのだった。
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任田進一

Author:任田進一
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