誰かの判断の痕跡
05 01, 2019
自転車が気持ち良い季節になり、かつ晴れ間が続き、暫くバスに乗っていなかったのだが、先日から雨模様となり、久しぶりに駅までバスに乗った。そして、記憶の光景が随分古いものであったことを知る。セブンイレブンが閉店し、歯医者だった建物がまるごと消滅していた。公認会計士の事務所が空き物件となっていたことまでは覚えていたが、そこには足ツボマッサージが入っていた。其処此処でも新しい季節が始まっていたのだなあと思う。それぞれの決心があって、何かが終わり何かが始まるのだ。そこに関わる方々の思いのほどを僕は知る由もないが、記憶と違うその場所を見る時、そこにいた誰かの判断の痕跡を知ることにはなる。この歳になると、変化よりも安定に心地良さを感じるが、否が応でも変わる時は変わる。気づけば平成が終わり、令和となった。
