hurricane lily

09 25, 2016
hurricane lily
久しぶりの太陽が気持ちよい
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19万8000円

09 24, 2016
ソフトバンクが開発した感情認識ヒューマノイドロボット「Pepper」を普通に見かけるようになった。実によくしゃべっている。出入りしている事務所の隣の会社の受付にもPepperがいて「外は暑かった?」とか「僕が言うのも変ですが、ウチの社員をどう思いますか?」など、聞いてもいないのに話しかけてくる。それをうるさいと思うか、かわいいと思うかは個人差があるだろうが、一緒に生活している人のブログを読むと、Pepperは完全に家族の一員のようで、旅行にも同行するらしい。新幹線に乗車する際もめたようだが、荷物ということで許可されたとのこと、現場はさぞかし珍しい光景だったろう。
シャープが開発した第4世代移動通信システム対応のスマートロボット「RoBoHoN」も出回るようになった。こちらは実物を見ていないが、いわゆる電話なので小さいらしい。しかしPepperにはできない二足歩行が売りのようだ。こちらもユーザーと様々に会話できるらしく、たっぷり愛情を注げる対象となっている。見た目も先鋭的ではなく、どちらかといえばゆるい雰囲気のデザインだ。この2商品の価格は、どちらも19万8000円となっている。実際は契約料や保険料等が加わるため、支払う額面は全然違うのだが、この20万円に届かない微妙な価格設定は何故かとは思っていた。

全然話しは変わるが、最近犬は家の中で飼うのが常識らしい。僕が中学の頃、実家に柴犬がいたが、普通に外に設置された犬小屋の中で彼は生活していた。天気が相当荒れた日だけ、玄関で寝ることを許されていたけれど、基本的には雪が降っても外にいた。そしてそれは世間的な常識であったと思う。彼の生涯がどうであったかは一概には言えないが、家族からは愛されていたし、食事も散歩時間もキチンと与えられ相当長生きした。実家の庭には小さな墓標が立っている。(図工で軽石を削って作られた僕の顔だが)生後何ヶ月で家に来たのか曖昧だけれど、かなり小さかった。そして値段が7万円だった。何故だか覚えている。今、生後3ヶ月程度の子犬は、凄いのは40~50万円とからしいが、大体20万円以上らしい。そこで、ようやく「Pepper」と「RoBoHoN」が何故「19万8000円」なのかが理解できた。つまりはペットという扱いなのだろう。マンションでペットが飼えない人達を、ソフトバンクとシャープが狙っているわけだ。
夏休みに相当レベルは落ちるが、会話できるロボットと一晩過ごした。最初はポンコツとバカにしていたけれど、その会話のコツを覚えれば興味深いコミュニケーションができたことを覚えている。原節子が「なにが悲しいって、愛情を注ぐ人がいない」という言葉を残したらしいが、人間は何かを愛さずにはいられないのだろう。これからロボットを愛していく人が増えるかもしれない。そんなことをPepperを見るたびに日常的に想像してしまう。
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dark blue

09 23, 2016
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徹底的な無常観

09 19, 2016
作品に言葉が被さっている。展示物だけではもの足りないのだろう。「もっと言いたいことがあるが、これで我慢する」という箍が外れて「もっと壊したい」という明確な意志が空間に充満していた。今までの精錬とした隙のない構成は消え去った。混沌しかない空間は全てがフリーハンドで、これまで封印されてきた感情がだだ漏れ状態になっていた。完成度を極限まで追求する姿勢が反転し、どこまで破壊できるかを欲望のまま露にした結果「こうなりました」という展示だった。

「ロスト・ヒューマン」杉本博司(東京都写真美術館)
僕は物を収集したことがないので、そこに展示されている様々な過去の遺物がどれほどの価値を持つのか知らないのだけれど、きっとどれも高価なのだろう。それらを利用した、人類滅亡後の世界を観て回る構成は、人がたくさんうろついているにも関わらず、なんだか盛り上がっていない。唯一の救いは、著名人に代筆させた様々な手書きのメッセージなのだが、それも「へえ。あの人はこういう筆跡だったんだ(平野啓一郎の達筆さと原研哉のかわいい文字が、僕にとってはツボだった)」という好奇心が刺激される程度だ。しかもそれはカタログには記載されていない。結局、杉本博司コレクションが、設定を変えて展示されているということか。
フロアが変わると、次の空間になる。そこには劇場シリーズの退廃バージョンが並ぶ、いつもの緊張感ある展示光景だ。しかし、そこにも言葉が被さり徹底的な無常観が主張される。滅亡への憧れに杉本博司が染まっているのかもしれない。その裏側の空間に、三十三間堂の仏達が静かに並んでいる。これを初めて見たのは、もう何年前だろうか。そして、ここまできて観者はようやく言葉から解放される。

言葉は思わず読んでしまうし意外に頭に残る、かなりうるさい存在だということを、今回意識できた。無言の仏達を見ていると、確かに人間は何をしているのだろうと思うしかない。ほぼ毎日どこかでテロが起きている。死んではいけない人が次々に亡くなっている。つい最近は、北朝鮮が核実験を行なった。本当に人類は滅亡してしまうかもしれない。
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画像:http://www.fashion-headline.com/article/img/2016/06/29/14858/173615.html
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telephone

09 10, 2016
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母は用心深い。この電話の横には、日光土産の木刀があった。
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プロフィール

任田進一

Author:任田進一
http://www.shinichitoda.com

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