娘がサンタクロースの存在を疑い始め、願いごとを記した手紙は親の目に触れない場所に隠された。やっかいなことになった。様々な理性を身につけた子供にとって、確かにサンタの行動は謎に満ちており、その存在を疑いたくなる気持ちもわかる。学校では現実的な会話が飛び交うのだろう、娘も「サンタは親っていう噂があるんだよね」ともらすようになった。自分がいつまでその存在を信じていたのか曖昧だが、そういう無条件に何かを信じる力は理性と引き換えに消えてしまう。仕方ないが、正面切ってその存在を問われると「いるいる」と答えるしかなかろう。そこで「実は」という話はなかなか出来ない。少し具体的な情報を伝えようかと調べてみると、公認とか試験とか結構厳しい別の現実がそこにはあった。ただ、サンタが親であれ恋人であれ、その正体を知ったところで、たぶんそれほど悲しいものではない。そしてそのうち、プレゼントされるよりする方が何倍も楽しいことに気づくだろう。
以下、
http://matome.naver.jp/odai/2135570734900888101からの要約。
公認サンタクロースは、 グリーンランド国際サンタクロース協会が公認され、世界で180人ほどいる。そして、公認されるには厳しい試験をクリアせねばならないようだ。夢を維持する困難さを思う。
公認サンタクロースになるための4つの条件
1:結婚している
2:子供がいる
3:これまで、サンタクロースとしての活動経験がある
4:サンタクロースにふさわしい体型である(衣装やその他の装備込みで、体重120kg以上)
4つの試験
1:体力測定(2名づつの候補生が競技)
50mを全力疾走、はしごで煙突(高さ280cm、内幅120×120㎝)に登り、下の暖炉から這い出て樅の木の下にプレゼントを置いてクッキー6枚と牛乳568mlを完食。再び暖炉から入って煙突から出たら、国旗を振り、はしごで煙突から降りて50m走ってゴール。これを2分以内。
2:面接
長老サンタクロースの前でデンマーク語か英語で自己アピール。
3:宣誓分の音読
毎年7月にはデンマークのコペンハーゲンでは世界サンタクロース会議というものが行われ、その場で宣誓文を読む。古語なのでこれをしっかり読みまた理解し、世界共通語の「HO HO HO」という言葉で読み上げる。
4:身だしなみ
サンタクロースの衣装は、候補生の出身の伝統や風習に合った衣装を自作していること。
(5:噂?サンタになったら禁酒、禁煙)