「ほっきょくのはじまり」の次は
06 23, 2014
小学校の公開授業へ。科目は図工だった。ぼかしの技術を使って、ゆめの世界をクレヨンで描くというもの。まず初めに、先生がティッシュや型紙を使ってそのぼかし技を披露する。生徒達がそれにいちいち感心しているところが微笑ましい。その後、それぞれが描き始めるのだが、先生の助言に基づき、お互いに濁らない色を選択して、キレイなグラデーションをメインに画面構成する子が多い中、娘はいきなり茶色と青色をぶつけてぼかし、ダークな世界を構成していた。画面の端のほうだけ、ビビットなオレンジが生きていたが、後は紫と茶色と青の連続で、画面いっぱいに広がる様々な線など元気はいいのだが、色的には重い感じの絵であった。だいたい1時間ぐらいでほとんどの生徒が完成し、タイトルを書く紙が配られる。そして、娘が迷いなく書いたタイトルが「夜のおわり」であった。一気にそのコンセプトが理解でき「おお」と思った。先日、地味な色問題があったばかりだが、本人としてはまだこの路線がやりたいのだろう。タイトルも前回が「ほっきょくのはじまり」今回が「夜のおわり」どことなく繋がりがあるように感じる。みんなが「ぼかしの~」とか具体的な説明をタイトルとする中、ひとり抽象イメージで突っ走る娘の姿を見て、後でたっぷり誉めてあげようと思った。
写真は「ほっきょくのはじまり」。「夜のおわり」が撮影できなくて残念。

写真は「ほっきょくのはじまり」。「夜のおわり」が撮影できなくて残念。
