巡回

03 21, 2012
先月開催した個展が、京都へ巡回することになりました。とはいえ京都会場である「くちばしneutron」の空間に合わせて、展示作品のほとんどを新たに作り直しています。東京では展示しなかったタイプも加えて、コンパクトながらも充実している、はずです。
ご高覧のほど、どうぞよろしくお願い致します。
また、4月13日の夜にUrBANGUILDで行われる「neutron night vol.2」にも参加させて頂くことになりました。詳細はまた追記します。こちらも合わせてよろしくお願いします。

2012年3月27日 ~ 4月19日 10:30 ~ 20:00
京都市下京区四条寺町 藤井大丸7階 くちばしニュートロン
http://www.galleryneutron.jp/KUCHIBASHI/mini_gallery.html
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お約束

03 19, 2012
立川のシネマシティ/CINEMAへ「映画 プリキュア オールスターズ New Stage みらいのともだち」を娘と観に行った。ここはかなり充実した映画館で、プリキュア以外にも「PINA」とか魅力的な映画は多々公開されているにも関わらず、またもやプリキュアである。しかも公開初日。そのせいか、前回の様子とは異なり、かなり男同士とか若めのカップルがいて、真剣にプリキュアを観るという方々が多いようだった。印象的だったのは、男同士の彼らがファッショナブルで、全くオタク感のない爽やかな少年達だったことだ。幼い頃から仮面ライダーとセットで見ているうちになんとなく、愛情を持ったのだろうか。もちろん親子づれが多数ではあったが。

今回と前回(http://shinichitoda.blog117.fc2.com/blog-entry-274.html)の違いは、登場するプリキュア数の差にある。前回は確か4人だったが、今回は28人。始まってすぐに全員そろって笑顔で集合する絵があるが、なんだか凄いことになっていた。その系統は同じにして、個々の差別化を確立しているデザイン設計は、もしかすると見事かもしれない。たぶん28人それぞれのキャラクターをおろそかにできない大人の事情もあるのだろう。しかし、そのまま個々の見せ場を順番に作るだけでは物語も薄くなる。制作者の手腕が問われるところだ。仮面ライダーやウルトラマン等々、オールスター総出演ものの課題はそこにあるといっていい。
今回は主役をプリキュアではない、普通の女子にすることで、この問題解決を試みていた。「プリキュアって凄いなあ」と感想をもらすその転校したての内気な女子と、プリキュアがどう絡むかのかが見所になっており、前半はそこそこ面白かった。しかしそのツケは後半にまわる。ひとつのピンチで、一気に20人近くのプリキュアを義務的に登場させねばならず、そのため変身シーンの連続になり、いつもの展開になってしまった。でもまあこういう映画なのだ。子供が目を輝かせるのはそういう場面である。絶体絶命の状況で「遅れてゴメン」とか言いながら、頼もしい先輩プリキュア達が唐突に現れるのは、オールスター的お約束として必須なのだ。とても否定できるものではない。映画が終わり「じゃ、反省会するか」と勢いよく席を立つ先ほどの少年達と、娘が床にまき散らしたポップコーンを拾うべく、しゃがみ込む僕とでは、そもそも向き合う姿勢が全然違うのだった。
画像は、2012映画プリキュアオールスターズNS製作委員会より、厳密には28人ではない。
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Jellyfish

03 18, 2012
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接触

03 16, 2012
生きものとの接触は、リアルな「今の体験」なのだろう。そういう意味で作品との接触は「過去との対話」かもしれず、5歳児には、まだ過去など必要ないのかもしれない。娘の水族館での表情は、美術館でのそれとは全く異なり、期待で血がみなぎっていた。すまないことをした。始めからここに来ていれば、少なくとも泣くことはなかっただろう。名古屋港水族館は、アミューズメントパークのようで、かなりのにぎわいで、初々しいカップルもたくさんいて、なんだか春を感じるのだった。
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かぶりつきで見ていた「ベルーガ」
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男の子よりも先に
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スタンプラリーのゴールへダッシュ

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恐れ

03 15, 2012
妻が激走している間、娘と僕は豊田市美術館や名古屋港水族館へ行ってきた。そこで感じたのは、人生怖いものなしだった娘に、恐れの感覚が芽生えていることだった。常設展示にあったフランシス・ ベーコンやシーレの作品に気づくと、会場の入り口でもう固まってしまい、一歩も動こうとしないのだった。彼女の中でその名作は、強烈に異様な絵画だったのだろう、しばらくすると「作品ばっかりだよう、作品ばっかりだよう」と涙を流し始め、泣き様はどんどんエスカレートし、いったん庭にでた。しかし庭にも作品があり「ここも作品だらけだよう」と、さらに泣き崩れてしまうのだった。別に作品は襲って来るわけでもないし、大丈夫だと伝えても、それは頑として受け付けず、ここにはいない母親を求めて号泣していた。

企画展示の「山本糾 - 光・水・電気 - 」と「みえるもの/みえないもの」は、どちらも面白く、また美術館の空間も素晴らしく、できればあと2時間ぐらいは観たかった。両方とも写真がテーマで、今の自分に響くものばかりであった。特に「みえるもの/みえないもの」は、著名な方々ばかりなので、どれもどこかで観たことがあったが、逆にそれぞれの作品をあらためて見直すよいきっかけになった。企画のテーマは正直どうでもよく、ビックネーム達の写真に対するアプローチの比較が、プレゼンテーションを含め本物で堪能できるのはありがたい。ナン・ゴールディンとアラーキー、杉本博司と松江泰治がセットで展示されているのは、とても贅沢な空間でいつまでも観ていたかった。しかし、ソフィ・カルの盲人シリーズや志賀理江子、ボルタンスキーの作品群は、5歳児にとっては早すぎたようだ。庭から戻った娘は、涙を流しながら展示空間を駆け抜け出口にたどり着くと、切実に見終わったことを主張し、急がないと水族館が閉まる、と僕に警告するのだった。

かなり迷惑な客だったが、朝一で入館したこともあり、ほとんど鑑賞者がいなかったのが幸いだった。子供と親の価値観のズレは仕方なかろう。娘の主張を認め、水族館へ向けて移動することにした。願わくば、このままお互いの好みが離れていくのではなく、多少なりとも歩みよりますように。

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早く到着してしまい、開館まで縁石の往復で時間を潰す娘。長靴だと滑らないからバランスがとりやすいそうだ。
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プロフィール

任田進一

Author:任田進一
http://www.shinichitoda.com

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