egg

02 28, 2012
IMG_5671.jpg
0 CommentsPosted in 写真

別れの歌

02 27, 2012
娘を自転車にのっけて走り始めると、娘は自動的に歌い出すことが多い。昨日はプールへ行ったのだが、「お別れするのは悲しいけれど~」といういかにも卒園式的な歌を披露してくれた。きっと保育園で日々練習しているのであろう。メロディーはよくわからなかったが、その歌詞を聞いていると、それなりの切なさがあり、これを園児達が大勢で歌えば、さぞ涙をさそう場面ができるだろうと思われた。5回ほど繰り返すと飽きたのか、唐突にプリキュアの歌に変わった。アニメソングの凄いところは、覚える気がないのになんとなく歌詞が記憶されるところだ。僕はもうプリキュアの歌を一緒に歌えるのだった。無意識に作動する記憶力は馬鹿にできない。試しに脳内でガンダムとかヤマト等を歌ってみたが、それなりに歌詞が引き出されてくるようだ。こんな感じで英語が覚えられたらどんなに素晴らしいかと思う。プールへの道は遠く、プリキュアが飽きた頃、再び「お別れするのは悲しいけれど~」が始まり、先ほど出てこなかった、「ドッチボールのこぐまさん、とても格好良かったよ~」という一見意味不明な、新しい歌詞が披露された。少し説明する。娘が通う保育園は、動物の名前でクラス分けされており、こぐま組は最年長クラスを指している。となるとこのシーンもなんとなく状況の想像がつくのだが、もっと考えると、この歌はこの保育園のオリジナルソングなのか、という疑問が出て来た。それとも歌詞を少々アレンジしているだけなのかもしれない。まあ些細な問題だ。僕が幼稚園の頃は、「いつのことだか、思い出してごらん、あんなこと、こんなこと、あったでしょ~」というやつだった。流れで「仰げば尊し」を歌ってみたが、やっぱりあの歌は別格で、油断すると涙が出そうになる。2月が終わると、3月という別れの季節になるわけだ、自転車をこぎつつ、色んな別れの歌を娘と一緒に歌い続けた。名曲が多いのだった。
0 CommentsPosted in 生活

交信

02 25, 2012
作品の感想をブログに書いてくれる人がいる。作品が自分から離れて世の中と交信していることを思う。生活の一部として、人と作品がほんの短い時間でも、それなりに関係した事実を知るのは励みになる。
ここにいくつかご紹介します。
書いてくださった方々、どうもありがとうございました。

http://ameblo.jp/mistral69/entry-11171066109.html
http://schoolgallery.jugem.jp/?day=20120216
http://rfid-a-gogo.cocolog-nifty.com/pop_u_nyc/2012/02/neutron-tokyo20.html
http://artlover.seesaa.net/article/250228790.html
http://fujitart.exblog.jp/15451672/
http://konishun.exblog.jp/17502536/
http://blog.livedoor.jp/tunes1/archives/52923723.html
http://ameblo.jp/amibane/entry-11158675703.html

0 CommentsPosted in 展示

自然

02 23, 2012
自然の描写は難しい。細かく描き過ぎてしまうと、変にデッサン力を見せつけるだけのイヤミな印象になるし、アレンジし過ぎるとこれまた説得力のない絵になる。別にその中庸を目指す必要もないが、自然を描く人は、なぜ自然なのかという確固たる理由を持たないと、自然そのものの美しさに、のみ込まれてしまうだけかもしれない。

「光の名残ー明滅の庭ー」塩賀 史子(neutron tokyo)
「明るみのほうへ」小柳 裕(ケンジタキギャラリー)
自然の力を見せつける技術に長けたふたりだと思う。人間にとって植物の絵ほど抵抗感なく受け入れられるモチーフはなかろう。だからこそ、かなりの工夫がそこに求められる。小柳氏は極端に目の荒いキャンバスを使い、わざと解像度を低くしたような画面に、実に日常的な「ベランダの植物」の成長と衰退を淡々と器用に描いている。特にコメントされてはいないが、単なる美しさへの回避としての意図が見受けられた。絵の上手さをぼかした上で、自然が語る日常の光景を巧みに描き出しており、実に現代的だ。

対して塩賀さんの絵は、自然の美を渾身の直球で描いている。誰が見ても美しくて仕方ない光景がそこに広がっている。話を聞くと実在の風景で近所だそうだ。なんとも羨ましい場所に住まれているものだと思う。あまりも真っすぐなその視線は、そういう場所で生活を続ける人だけが持てる特権かもしれない。
塩賀さんの仕事は、ざっくり分けると2タイプあるように見えた。ひとつは、その植物の名前がわかる距離まで接近し、ピントを合わせる部分とぼかす部分までをも描き込んだ写真のようなタイプ。もうひとつは視線を広角にして、それぞれの植物が特定できないレベルにまで離れた距離で、光景全体をおぼろげに描くタイプである。僕は圧倒的に後者の方が面白かった。

自然の持つ美しさは、その形態としてのラインや色彩にあることは間違いない。しかし自然に囲まれた時の、都会とは異なる空間の変化や開放感は、形態や色彩の変化以上の何かがある。無理に言えば、空気感のようなものだ。塩賀さんの光景全体を捉えたような絵には、形態を越えた、その濃厚な空気が着実に描かれているように思われた。
対照的なアプローチのふたりで、比べるのはよくないのかもしれなけれど、どちらも印象に残る絵だった。そして、どちらのタイトルも詩的だった。
塩賀さんの展示は3 / 11まで、小柳氏の展示は2 / 25まで。
0 CommentsPosted in 展示

ひとまず

02 22, 2012
展示が終わったのだが、すぐ次の話が立ち上がり頭がもやもやしている。ただ、活発に行動している人からすると、こういうことは普通だろうから、あわてるレベルではないのだろう。が、やはり基本的なイメージが固まらないと、どうも落ち着かない。たぶん決めてしまえば楽になる。しかしアイデアはそのリミットまで、泳がせつつこねなくてはいけない。個展が終わったはずなのだが、全くそういう気分ではなく、まだまだ途中という感じ。とはいえ、終わったことには間違いない。梱包され戻って来た作品達がそれを伝えている。
IMG_5798.jpg
さて、先日無事に展示が終了しました。ご高覧頂いた方々、また作品をご購入くださった方々、展示を支えてくださった方々、ワークショップに参加して頂いた方々、本当にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。
次回は巡回的な要素が強いですが、3月後半から京都で展示が始まります。また詳細は追って告知していきます。どうぞよろしくお願い致します。

0 CommentsPosted in 展示
プロフィール

任田進一

Author:任田進一
http://www.shinichitoda.com

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ