デジタルカメラ

05 24, 2011
スナップを繰り返していると、目で見た物に対し頭が勝手に画像加工するようになる。もしかすると森山大道とかは、現実の風景もザラザラしたモノクロフィルターを通して見ているのかもしれない。
目はカメラ的にいうと露出を調整する。それは闇に光をみつけ光に影を探す。コントラストが強い対象のトビやつぶれを弱め、均一に光が回り込むよう見え方を無意識にアレンジする。もちろんピントに対してもその調整は行われる。健康な視力を持つ人は、大抵のモノにピントが合う。それは対象を忠実に見るに際し非常に役立つ。つまり目は均一にものを見たがるのだ。カメラはそういう目の機能を持っていない。もちろん技術的にこれに近づくことはできるが限界はある。しかしカメラはそれを逆手に取り、対象に過剰な演出を加えることで、日常を劇的に見る喜びを人々に提供したといえる。雰囲気を助長するボケやハードな光で臨場感をあげる効果などは、いわゆるカメラ的な視覚になるが、目はそんな風に物事を見せてはくれない。ひたすら愚直にニュートラルだ。なぜか、普段の生活がしやすいよう、気分を一定に保てるよう進化の過程で今の見え方に落ち着いたのだろうか、まあ、わからない。
カメラを通して知る、自分の日常が実は劇的であったというからくり体験が、誰もがデジタル一眼に手を出すきっかけだと思う。撮影技術のハウツー本は、きっとよりドラマチックに周囲を撮るためのテクニック紹介が中心だろう。目で見る茫漠とした光景に表情を与えたことが、カメラの特にデジタル一眼の功績なのかもしれない。
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自転車

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任田進一

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