描きたいことがいっぱい

02 21, 2011
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近道

02 20, 2011
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はぐらかし

02 18, 2011
曽根裕の「Perfect Moment」を東京オペラシティーアートギャラリーで観た。
いつも同じ感想を持つのだが。今回もそれは裏切られなかった。それはある種の「やぼったさの維持」である。大理石や水晶といういかにも美術品的素材を使っているのに、全くそう見えないのだ。例えば作品のひとつである水晶で作られた雪の結晶とか、いくらでも綺麗になりそうなテーマにも関わらず、ただの雪印マークの3Dにしか見えない。他にも大理石の観覧車やマンハッタン島があるが、それらは全くそのまんま精密に彫られるだけなので、ただの建築模型だ。水晶や大理石を彫り上げる行程には、様々なドラマ、苦労、人間関係が絡まっているだろうに、そういう思い入れみたいなものも見事に消されている。たぶんその作品そのものを見ても、感動する人はいないのではないか。もちろんあえて安易な劇的さを避けているのだろうが、あまりにも表情が消えたその彫刻にいつも戸惑う。僕などには想像もできないようなコストがかかっているだろうし、その石工技術をもってすれば、いくらでも格好良くなるだろうにと思うのだが、その道に彼は絶対踏み込まない。逆にそういう意味で、表情豊かに格好良くテクニックを見せつける展示をするのが、小谷元彦だろう。この2人は2003年にベネチアビエンナーレの日本代表に選出され、 2人展をしたのだが、その作品へのアプローチの仕方で、完全に評価が分かれたようだ。分かる気がする。そして今この2人が初台と六本木で同時期に個展を開催しているのだが、何かの意図を感じて仕方ない。

この2人の作品を観ていると、自分の頭で感じることと目が喜ぶことのズレを実感できる。小谷の作品を観るといつも最初に目が興奮するのだが、そのコンセプトや彼の言葉を知るにつれ、何か頭が冷えきってしまうのだ。その彫刻史の文脈をなぞるスタイルは正統派なのだろうけれど、理屈がその視覚的高揚感をおさえるように機能して、意外に芸術としての在り方に縛られている人なのかと思えてくる。
逆に、曽根の作品からはそういう文脈は全く感じられず、自由を謳歌しているように見える。「地名世界一決定戦」などふざけているのですかと思うタイトルや、リレーションアート特有の作品が持つふんわりした空気は、芸術という概念があまり感じられず、誰も考えなかったようなものを作品化していく姿勢は魅力的だ。また今回の作品である、水晶や大理石の彫刻を中国人の石工職人に依頼しに行く行動力や、それを10年以上継続させる関係を築く話には素直にしびれた。実際、専門家も彼の作品や動きを分類することができず、その独自性は抜群のようだ。
しかしだ、頭でそこまで感動しているのに、実際の作品をみるとヘナヘナしてしまう。なんか躱されている感じなのだ。展覧会カタログの最後のページが手で引き裂かれているのだが、それもデザインらしい。解ってしまわれないよう相当知恵を絞っている人なのだろう。
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必要な失敗

02 17, 2011
新作のセットを組むべく行動している。展示中に試行錯誤していたからかもしれないが、意外にあっさり組み上がる。以前作品として機能していた素材が、新しい作品を生み出す材料として復活する時、捨てないで良かったと思う。このために保管しておいたのだと言わんばかりのポイントに、その素材がぴったり収まると、訳もなく何かに対して勝った気がする。ただこんなことは稀で、廃材の多くは空間を埋めるだけの機能しかないので、捨てた方がいいことは論を待たない。そして、新しい作品へ踏み出すと気分が高揚する。ひとつのことに対する集中は必要だが、同じ作業を続け過ぎることも問題だろう。やはり定期的に新しいことを考えた方が健康的だとあらためて思う。
最初だし失敗は当然なのだ。そのうち許されなくなるが、今はそういう精度の問題はない。おおいに冒険してよいのだ。もちろんこの破壊本能は、最後まで持ち続けることが必須だが、それはまた別の話。とにかく最初は次々に思うことを試し壊しを繰り返すしかない。思えばこれが一番楽しい時期なのかもしれない。そのうち神経質な作業になるのだ。それはそれで意味もあるが、楽観的に済ましてよい作業ではない。しかしこの最初の作業に限っては楽観的でなければならない。失敗が大前提なのだ。逆にうまく進んだら考えものだ。
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ひとまず

02 15, 2011
先日、展示が終了致しました。
ご高覧頂いた方々、どうもありがとうございました。
また、neutron代表石橋さんを始めスタッフの方々、本当にお世話になりました。
このシリーズの初回プレゼン的な展示になりました。
個展は6年ぶりでしたが、これが始まりにすべく今後とも精進したいと思います。

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プロフィール

任田進一

Author:任田進一
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